ローマで日本人少女が誘拐、
外交官、黒田が大活躍。
オールイタリアロケの 映画「アマルフィ」の
構想を基に仕上げた、
エンターテイメントサスペンス小説。
真保 裕一氏が映画のプロット造りに参加。
事件に操られた紗江子の、
イメージは天海祐希と全く同じ。
黒田はどうしても織田裕二が
目の前に浮かんできます。
映画を先に見ているので
これは仕方ないです。
誘拐事件を端緒にして、
大きな政治的事件に発展、
世界遺産指定の美しい街アマルフィ、
アマルフィとは計画名。
この街に恥じないような、
命をかけるにふさわしい
用意周到に計算された計画。
映画と小説は別の作品。
内容が違う点が多々あります。
ラストに近づき、
真相が徐々に解明されるにつれ、
スピード感、
緊迫感が出てきます。
チェチェン問題。
政治的テロ。
単にミステリーだけではなく、
スケールの大きな作品になっています。
いつもは本を先に読んでから、
映画を観ることが多いです。
この本もかなり前に、
図書館で予約していたのに、
間に合いませんでした。
映画を観てしまった後では、
ストーリー、結末も分かってしまい 、
本の面白さが半減するのではと
懸念していました。
でも、この作品は映画とは、
違っていたので
結構楽しむことができました。
映画については→こちらです。