花ごよみ

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わが母の記

2012-03-24 | 映画

井上靖が家族の実話を元として書き上げた
自伝的小説「わが母の記」三部作が原作。

試写会で見ました。

監督、脚本は原田眞人監督。
主人公の小説家、伊上洪作には役所広司、
母、八重には樹木希林、
小説家の娘に宮崎あおい。

三國連太郎、南果歩、キムラ緑子、ミムラ、
菊池亜希子、三浦貴大、真野恵里菜等が共演 。



主人公の住む家は実際の井上靖邸で
撮影されたということです。
そして井上靖が過ごした故郷の風景が
映し出されています。

母と息子、息子とその子達の10年。

昭和39年、小説家を生業とする伊上洪作は、
父を亡くして以降、
母をみることになる。

幼き頃、母の元から、
離れて育てられたせいで
母とは距離を感じていた洪作(役所広司)。
自分の昔の記憶、
複雑な母への思い。
母は記憶が減退していく中で
子供であった洪作(役所広司)の
愛を確認、洪作(役所広司)も母との関係を
修復し母の心を認めるようになる。



樹木希林の自然で見事な演技。
生気のない表情、
うつろなまなざしの先に、
見えているのは愛した息子、
洪作(役所広司)の姿。

樹木希林のありさま、言動に
笑い声も聞こえましたが、
本人、当事者のことを思えば
笑っている場合ではないです。
樹木希林の演技がリアルすぎて
つらいものがありました。



4月28日公開





コメント (2)
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