マグマ (角川文庫)
この小説を原作として、
WOWOWでドラマ化されるのを知って
読みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/e0/2ff1e32fd1e727575769eb7cf0624a42.jpg)
地熱発電に命を注ぎ込む研究者、
原発廃止を唱える政治家、
外資系投資ファンドによる、
原発に変わる地熱開発ビジネス再生の、
可能性を目論む人達。
外資系投資ファンド会社勤務の、
野上妙子が主人公。
国際エネルギー情勢の変化に伴い、
注目されることになった地熱開発。
大地の下に眠る逞しい生命である地熱。
妙子は地熱開発ビジネスに奔走。
原子力発電に深く関わる利権等、
今、現実に直面する事態に対しての問題点、
国立公園問題などが
描かれていて興味深い物語でした。
登場人物の役割も終始ずれることもなく
分かり易くて頭の中が、
混乱せずにすみました。
物語としても面白かったです。
地熱発電は昨年九州に旅行に行ったとき、
たまたま霧島に宿泊した際、
そこの旅館が、
地熱発電をしていることを知り
関心を持ちました。
もちろんその時点ではこの小説の
存在は知らずにいましたが…