背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
小説家・道尾が、
白峠村で体験した怖い出来事。
かつて大学の友人であった、
霊現象探求所の真備に相談。
真相解明のため真備と道尾、
それに真備の助手の北見、
この3人のメンバーで、
道尾が恐怖を体験した白峠村の現場に行く。
白峠村に伝わる悲惨な一連の出来事。
児童連続失踪事件。
白峠村周辺で撮影された、
背中に二つの眼が写る写真。
「天狗伝説」、白装束の女性、不気味な音声。
なんかおどろおどろしい物語の予感が…
背中に眼、これだけでもかなりの
不気味さ、怖ろしさ。
ホラー独特の雰囲気は、
きちんと描かれています。
ミステリーであって、
しかもホラー。
でも主人公達の明るさもあって
ホラーであっても、
所々で感じる爽やかさも…
霊の共存や除霊とか憑依、
現実離れしていて
なるほどと納得するまでには、
至りませんでした。
第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。
この作品が道尾 秀介のデビュー作です。
この本を原作として、
BS日テレで ドラマ・プレミア
真備庄介霊現象探求所シリーズ 背の眼というタイトルで
テレビドラマ化されました。
録画しているので見るのが楽しみです。