花ごよみ

映画、本、写真など・

未来  湊 かなえ

2018-09-30 | 本 ま、や行(作家)

未来

全編、不幸がいっぱい、
暗すぎる物語でした。

読み進めていくのが、
つらくていやになるほどの
むごい現実。
腐りきった大人がいっぱい登場。
フィクションといってもあまりにも
ひどすぎるストーリー。

残酷な波におぼれそうになっても
子供の力は無力、
未来に希望はあるのでしょうか。

20年後の未来の自分から、
今の章子にが届いた手紙。
きっと未来は明るいという希望をもって
傷つき折れそうな心を抱き、
今を生きる章子。

今は暗闇の世界だとしても、
『未来』 という本のタイトルのように
救いのある未来が訪れますように。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歪んだ波紋  塩田 武士

2018-09-30 | 本 さ、た行(作家)

歪んだ波紋

マスメディアの誤報、
フェイクニュースをテーマにした
5つの連作短編集。
短編が繋がり最後に集約。

登場人物が多く、
本を読み返す場面も。

マスメディアの
誤報、虚報、捏造によって、
人生を変えられてしまうこと、
歪んだ波紋を作ってしまったことに対し 
どれくらい発信者は
責任を負っているのか、
問題を提起しています。

記者達の倫理観に
歪みがないことを願いたいです。

メディアの怖さ、
誤報が悪意によって導かれ
無意識に真実から遠ざかるよう
方向づけられたとしたら
不安になります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする