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新聞を他のに替えたので
途中のままにしていたのが本になったのを知り
図書館で借りて読んでみることにしました。
この作家の本は読むのは初めてです。
冒頭、記憶喪失になって一人さまよう所から始まります。
企業戦士として生きてきて妻の命の灯が消える間際、
自分のこれまでの仕事一筋の生き方に気付く。
そして妻を失って後悔し
記憶喪失に陥ってしまうぐらいに苦しむ。
男のロマンというのだろうか、
これでは余りにも身勝手過ぎます。
妻が病に倒れずにずっと生存していたら
どうなっていたのか?
すきま風の吹いたまま二人は生きて行くのか?
妻の死に臨み、今までの自分を
心の中で整理し、正当化して
責任逃れをしているように
感じる。
この主人公に共感は出来ないし
あまり魅力も感じません。
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