花ごよみ

映画、本、写真など・

望み   雫井 脩介

2020-10-25 | 本 さ、た行(作家)


望み (角川文庫)

家を出て連絡がとれない息子。
息子が事件の被害者か加害者か?

本のタイトルである『望み』
母親と父親の望みは逆方向。
母親は息子が加害者でも生きていて欲しい。
父親は被害者あって欲しいと。
まさに二人の望みは絶望的な望み。

母親がお腹を空かしているだろう息子に
差し入れの弁当の準備を思いつく場面、
本を読んだ後も
思い出しては、涙を誘います。

映画化され上映されていますが
もう見なくていいような・・・⁠⁠⁠
悲しくてつらい、心が苦しくなる
重いテーマの小説でした。


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2 コメント

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しんちゃんへ (kazu)
2020-10-25 19:15:22
こんばんは

映画も見られたんですね。
父と母の心の移り変わり
見事だったんですね。
でもいやな気分を2回も味わいたくないので
見ないことにします(笑)

中学の41期後輩って清原果耶ちゃんですか。
透明感のある、いい女優さんですね。
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Unknown (しんちゃん)
2020-10-25 18:29:10
 原作を読んだ上で、あえて「嫌な気分」を味わいに映画も見ました(笑)
いかんせん中学の41期後輩が出ているもんで(笑)

 原作では味わえない父と母の心の移り変わりが見事に演じられていましたよ。
返信する

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