Who's afraid of Virginia Woolf? は会話の内容がとてもシーリアスで何故か自分にも思い当たる個所が幾つもあり、楽しむどころか忘れたい気分です。 そんな訳で次に読む本は楽しい話をと思って選んだのが "Comedy in a Minor Key" です。 作者のHans Keilsonはドイツ人で、この小説は私の生まれた年の1947年に出版されたのですが、英語に翻訳されたのはつい最近の2010年とありました。 題名に "Comedy" が付いているので喜劇的な話かと早とちりしたのですが、第二次世界大戦時にユダヤ人を匿っていた話で、どうもこの話も深刻な内容の様です。
ユダヤ人のNicoを匿うのはWimとMarieの若い夫婦。Nicoは香水のセールスマンだった様です。
まだほんの始めの個所を読んだだけですが、英語自体は翻訳のせいか難しい英単語は余り出てきません。
でも時々興味深い表現が出てきます。 Nicoの次ぎの台詞にはなるほどと思いました。
“Just a drop behind the ear, Marie. Perfume is the visiting card of the lady!”
英語を話す機会はほとんどないのですが、"Perfume is the visiting card of the lady!" の様な台詞が口からぽろっと出てくれば何だかネイティブの会話の様ですね。