ムツゴロウさんこと畑正憲さんの講演会がありました。
会場には動物大好きな子供達が目を輝かせて集まっています。
開場のベルが鳴る前に、ちょっと客席を覗いたムツゴロウさん、
背をかがめて最前列に陣取った子供達の席に近づき、あの人懐こい、いやいや人間だけでなく、すべての生き物に向けられる、あの優しい笑顔で、子供達とお喋りが始まってしまいました。
開始時間となり、司会者に呼び戻されたムツゴロウさん
「あの子たちの引力に引かれてしまいました…」と。
「動物たちの思いが分かる人になりたかった」と言うムツゴロウさんは、さまざまな動物たちの言葉(鳴き声)を紹介しながら、熊や象とも心を通わせた愉快な体験を話され時間のたつのも忘れてしまいました。講演の後は質問が続き、最後に質問した男の子が「ムツゴロウさんはライオンに指を咬まれたのですか」と聞くと、「前に出ておいで」と差し出した右手は中指の先がないのです、びっくりしました。
咬まれても蹴られても、静かに「I love you」と声をかけながら、動物たちに近づいていくムツゴロウさん、感動の2時間でした。