2010年6月 1日 (火)
岩国市 会 員 山本 一
浜田の「きんたの里」へ元勤務先の飲み仲間とバス旅行をした。妻が黒豆を煮たのが好きなので、土産に黒豆を買った。
ところが、帰ってから妻に渡すと黒豆ではなく、「黒米」と書いてあるではないか。びっくり仰天したが、妻は「知っているよ」とまんざらでもない顔なので、少しほっとした。
翌日、妻がパートに出かけ、一人での昼食となった。炊飯器を開けてまたびっくり。何と真っ黒なご飯だ。とても食べたくない。
恐る恐る食べてみると結構おいしい。京都の和菓子屋へ嫁いだ長女が話を聞きつけ、食べてみたいと言うので、残り全てを送った。
先日長女が帰省した時、「夫が試作した」と言って、土産に黒い大きなむすび2個を持ってきた。黒米を使ったおはぎだと言う。食べてみると中にあんが入っていて、なかなかの味である。
黒豆と間違えて買った黒米だが、家族の話題になった。今度行くことがあったら、ちゃんと黒米を意識して土産にしよう。
(2010.06.1 中国新聞「広場」掲載)岩国エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 山本 一
浜田の「きんたの里」へ元勤務先の飲み仲間とバス旅行をした。妻が黒豆を煮たのが好きなので、土産に黒豆を買った。
ところが、帰ってから妻に渡すと黒豆ではなく、「黒米」と書いてあるではないか。びっくり仰天したが、妻は「知っているよ」とまんざらでもない顔なので、少しほっとした。
翌日、妻がパートに出かけ、一人での昼食となった。炊飯器を開けてまたびっくり。何と真っ黒なご飯だ。とても食べたくない。
恐る恐る食べてみると結構おいしい。京都の和菓子屋へ嫁いだ長女が話を聞きつけ、食べてみたいと言うので、残り全てを送った。
先日長女が帰省した時、「夫が試作した」と言って、土産に黒い大きなむすび2個を持ってきた。黒米を使ったおはぎだと言う。食べてみると中にあんが入っていて、なかなかの味である。
黒豆と間違えて買った黒米だが、家族の話題になった。今度行くことがあったら、ちゃんと黒米を意識して土産にしよう。
(2010.06.1 中国新聞「広場」掲載)岩国エッセイサロンより転載