30年前、東大工学部大学院でアルバイトをした。ワープロを打ったり、コピーをとったりという雑用係だ。
その応用力学研究室には各国の留学生がいた。チリ、中国、タイ、スリランカ、イラン、エジプトなど。彼らは来日1年くらいでも敬語を含め立派な日本語を話した。教授の夫人たちが週に数回、日本語教室を開いていた。院の講義は日本人教授が英語で行うコマもある。日本人学生も必修だ。
経験した中で、一番刺激的で面白い職場だった。留学生たちは母国で活躍しているだろう。元気で、無事で、と祈る昨今だ。
鹿児島市 種子田真理 2014/4/13 毎日新聞鹿児島版掲載
その応用力学研究室には各国の留学生がいた。チリ、中国、タイ、スリランカ、イラン、エジプトなど。彼らは来日1年くらいでも敬語を含め立派な日本語を話した。教授の夫人たちが週に数回、日本語教室を開いていた。院の講義は日本人教授が英語で行うコマもある。日本人学生も必修だ。
経験した中で、一番刺激的で面白い職場だった。留学生たちは母国で活躍しているだろう。元気で、無事で、と祈る昨今だ。
鹿児島市 種子田真理 2014/4/13 毎日新聞鹿児島版掲載