7時を過ぎると朝日が庭に届く。と、マユミの木に揺れる小型のメジロがやってきて小さな実を食し、レモンの大木へ移り、 日の光を揺すりながらフェンス へ降りてくる。花はチロリアン ランプのみなのにと心配してい ると、その花のところへ居を定め、花の蜜へくちばしを置く。よかったー。もう庭にある実の 木はムラサキシキブ、マユミ、 万両と少ないので気になる。つ がいの影がやがてなくなり、どこかへ飛び立った。 キンカン、 万両はもっとくちばしの大きい ものたちまで待って熟す。いろ いろな小鳥、中鳥? がしばらく は食べにきてくれる。
鹿児島市 東郷久子(86) 2021.1.27 毎日新聞鹿児島版掲載