河豚毒 34号 2007年02月22日 18時59分00秒 | 随想 フグ毒は化学物質のテトロドトキシンで、青酸カリの10倍もの威力を持った猛毒。一匹のトラフグで人間なら10人、マウスなら5万匹を死に追いやることができる。 テトロドトキシンはもともと海洋細菌に含まれ、それを巻き貝が食べて蓄積し、さらにそれをフグが食べて肝臓などに蓄える食物連鎖である。フグ以外の多くの魚がテトロドトキシンをもっていないのは,DNA(命の設計図)の違いだろう。フグの幼魚を外的から守り、 . . . 本文を読む