方言を礼賛する放言 842号 2010年01月24日 04時08分00秒 | 随想 老舗うなぎ料理店の女将は「おいりゃーすばせ、やっとかめだなも」と名古屋弁で挨拶する。翻訳すると「いらっしゃいませ、久しぶりですね」。極楽に旅立った。 東北の田舎の温泉宿、「おいでなはんしょ」と案内されると、心和み異郷の地に旅をしている実感が沸く。京都弁なら「よぅおこしやしたなぁ」 戦後の教育は「方言は罪人」と切り捨て、標準語に統一した。目標を達成した高度成長時代を過ぎると、日本語を否定し英語の . . . 本文を読む