昭和48年に運転免許証を取得して以来48年間の運転経歴で10数回の青切符を切られたのであるが、赤切符は皆無だから前科者ではない。
厳密に観察すると交通規則を厳格に守っている運転者は奇特な方で運転すれば必ず交通違反をしているのが現実、検挙されるのは「運が悪かった」と思い、不運の嘆きは警察官に向けられるのである。
最近、赤信号無視で検挙された。交差点の赤信号で2台右折した後に続き、直進したら物陰の白バイのサイレン音が鳴った。
後期高齢者と成り、運転免許更新には認知機能検査が義務化され少し認知症だったが、軽微な違反には再度筆記試験で判定され、デジタル化が叫ばれる世間なのに、試験問題にアナログ時計の文字盤表示は時代錯誤、そんなの忘却の彼方、赤信号では如何しますか、歩行者を発見したら如何しますか、そんな質問が運転者の認知機能検査に適合した適切な問題と思ったりする。
今回は事前に学習したので認知機能に問題なしの裁定だった。
警察官に問題があるのではなく、こんな問題を作成する公安委員会=政治家の良識が狂っているので、その法律を守る警察官は被害者なのだろう。
同病相哀れむ、敵は本能寺、最近その事をひしひしと感じ、お巡りさん、ご苦労さんと思うのである。