クリームの車体、赤の窓枠の国鉄特急色で活躍した485系電車が3月26日の北海道新幹線開業に伴い、特急「白鳥」が廃止される為に退役する。
日本国有鉄道の昼行電車特急は東海道本線の20系ビジネス特急「こだま」が源流である。〇系新幹線に駆逐され、第二の人生は地方創生の模範生、国鉄民営化で肩身の狭い窓際族、オイラの生き様に重なる。
その後の国鉄は電車の分類方法を整理し181系となった。
100は直流を、400は交流と直流を、700は交流を架線から集電し、直流電動機を駆動する3つに分けられたが、今は多くの派生形が存在する。
80は110キロ以上の最高速度の出る特急用の車両。
下一桁はクモハ・クロ・クハ・モハ・サロ・サハ・ネロ・ネハなど、パンタグラフやトイレ・車掌室などの有無、様々な性能の車両を組み合わせた列車の開発順の系統で、1・3・5・7・9の奇数。
481系は東海道本線の直流と北陸本線の交流60サイクル、483系は50サイクル対応、485系は50サイクル・60サイクル地域を直通運転できる初めての車両だった。
国鉄が民営化され6つの旅客会社に分割され、規制は緩和された。
青春時代は国鉄時代の老人は寂しさを禁じ得ない。写真や模型を眺め、楽しい思い出が多々ある鉄道時代を懐かしむ。