百円玉が8万数千円になったボートレース、それを元手に長期間楽しんだ。
千円なら80万、一万円なら800万の一攫千金のギャンブル。
そうは問屋は卸さない、元の木阿弥、結局貯金残高は0円。損害額は百円。
昔々、八百屋の長兵衛は得意の囲碁で、得意先の相撲部屋の親方と付き合う。
故意に負け喜ばし、僅差で勝って親方を悔しがらせる接待が商売繁盛に繋がった。
万人が認める理屈で勝負が決まるボートレースなら配当は少ない。奇想天外な結末なら大穴の万舟。観衆はハラハラドキドキ。卒なく熟す選手がプロ、その按配が日本財団を繁栄させる。
近江商人の売り手良し、買い手良し、世間良し、三方良しに通ずる。
ボートレースは台本があるとの視点で観戦すると的中率が向上するかもしれない。しかし台本は秘密、結果が出ると明白になる。
ギャンブルは理屈じゃない、感性だ。金儲けでない、娯楽だ。