風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

国民に忖度

2021年06月26日 10時17分19秒 | 随想

新型コロナウイルス感染が収束しない中での東京五輪等開催の天皇陛下の受け止めについて「開催が感染拡大につながるのではないかと懸念されていると拝察している」と宮内庁の西村泰彦宮内庁長官の発言に対して
菅義偉首相は「長官本人の見解を述べたと理解している」
丸川珠代五輪相は「長官ご自身の考えを申されたと考えている」
加藤官房長官は「宮内庁長官のご自身の考え方を述べられたと承知をしている」
政府分科会の尾身会長が「今のパンデミックの状況で開催するのは、普通はない」と専門家としての意見に対するコメントと全く同じである。
宮内庁長官なり政府分科会会長の公人役職者としての発言は個人的な発言ではない。
首相や五輪相や加藤勝信官房長官が「五輪は観客を入れ開催する」と述べ国民が問題視するのは首相の、五輪相の、官房長官の発言だからで、菅義偉・丸川珠代・加藤勝信の個人的見解なら国民の八割は無視するだろう。
政府要人は公職とは何ぞや、其の事を失念し私利私欲に専念しているのが問題だ。
宮内庁長官は公人として国益を考慮した適切な忖度発言と思うのである。


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