
東京五輪の観客数は国内の大規模イベントの制限に準じ、収容定員の50%以内で最大一万人とする方針が決まった。
これまで国内で一般向けに販売したチケット約363万枚のうち、上限を超えて販売済みの陸上、野球、サッカーなど8競技と開閉会式の計91万枚を削減して払い戻す。
再抽選の対象外となるのは、IOCやスポンサーなど関係者向けのチケット。当初の170万枚から削減されたが、現時点で五十数万枚ある。また児童や生徒に「学校連携観戦プログラム」での観戦も別枠。
7月23日に 東京・国立競技場(収容人数6万8000人)で行われる東京五輪の開会式について、大会組織委員会などが、一般観客に大会関係者を合わせた全体の入場者数を二万人程度とする。
要するに有料観客を91万人削減するが、無料の五輪関係者や学童などを合算すると移動人間数は削減されない。コロナウイルスは活動の場が広がり歓喜の歌を口ずさむのだろう。
尾身会長は総理大臣に忖度し五輪中止は引っ込め、無観客ならリバウンド被害は減少すると述べたが、日本人だけを対象とする大規模スポーツイベントに限って容認した基準で、種々雑多な人種の世界規模の東京五輪に適用するのは平和ボケの島国根性で危険極まりない。
問題の渦中にある五輪貴族等関係各位よりも、それを傍観する第三者の方が適切な判断できるものなる岡目八目、呪いの呪縛から東京五輪を解放する祝詞は国民の声だろう。