「骨太の方針」の言葉を報道で耳にしたのである。骨太の意味が理解できない、好奇心旺盛な少年の心の風来坊参男坊は思考を開始するのである。故障が癒えたパソコンの検索エンジン・ヤフーやグーグルを駆使して情報の収集を開始する。
骨太の方針とは、2001年6月に答申された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」に際して、当時の内閣総理大臣小泉純一郎が、聖域なき構造改革とともに政策発信の言葉に使用し、一般国民に浸透させたのである。
「基本の案」とか「骨子だけの原案」が常識的解釈だろうが、批判的な評論もある。
「自分達の為だけの方針ですよ。自分達とは一部の富裕層、官僚、議員、公務員、地方の知事に市長などの階級層です。それ以外の国民は奴隷で自分たちの為に働き死ねって事」
過激すぎる解釈と思うが、2008年の世相を観察すると先見の明ありと思うのである。
国家の屋台骨は太くなった。高速道路は日本全国に張り巡らされ、高速鉄道網も整備され、空港が都道府県に設置され、京都名物の鱧の様な小骨の多いインフラを構築したのが「骨太の方針」の実態である。
日本ではウナギの仲間のハモは高級食材として扱われ、夏の京都の祇園祭の味覚として珍重される。生命力の非常に強いハモは、昔の劣悪な輸送技術の時代に、九州・四国から長距離を生きたまま輸送可能な魚だった。
ハモには長くて硬い小骨が非常に多く、腹側から開いたハモの身に、皮を切らないで「一寸につき26筋」包丁の刃を入れる職人技が必要である。
次の時代は、インフラの小骨を切り刻み最大限利用するハモ職人の出番である。完成した紐モノの道路、箱モノの構造物のハードを、人の心の優しいソフトで活用し、人の本来有る優しい心を思い出す、「多肉の方針」に方向転換するのが、私の期待なのである。
人間が頂くのは骨でなく肉である。骨太を喜ぶのは犬畜生である。
骨太の方針とは、2001年6月に答申された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」に際して、当時の内閣総理大臣小泉純一郎が、聖域なき構造改革とともに政策発信の言葉に使用し、一般国民に浸透させたのである。
「基本の案」とか「骨子だけの原案」が常識的解釈だろうが、批判的な評論もある。
「自分達の為だけの方針ですよ。自分達とは一部の富裕層、官僚、議員、公務員、地方の知事に市長などの階級層です。それ以外の国民は奴隷で自分たちの為に働き死ねって事」
過激すぎる解釈と思うが、2008年の世相を観察すると先見の明ありと思うのである。
国家の屋台骨は太くなった。高速道路は日本全国に張り巡らされ、高速鉄道網も整備され、空港が都道府県に設置され、京都名物の鱧の様な小骨の多いインフラを構築したのが「骨太の方針」の実態である。
日本ではウナギの仲間のハモは高級食材として扱われ、夏の京都の祇園祭の味覚として珍重される。生命力の非常に強いハモは、昔の劣悪な輸送技術の時代に、九州・四国から長距離を生きたまま輸送可能な魚だった。
ハモには長くて硬い小骨が非常に多く、腹側から開いたハモの身に、皮を切らないで「一寸につき26筋」包丁の刃を入れる職人技が必要である。
次の時代は、インフラの小骨を切り刻み最大限利用するハモ職人の出番である。完成した紐モノの道路、箱モノの構造物のハードを、人の心の優しいソフトで活用し、人の本来有る優しい心を思い出す、「多肉の方針」に方向転換するのが、私の期待なのである。
人間が頂くのは骨でなく肉である。骨太を喜ぶのは犬畜生である。