風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

季節を感じるうどん 739号

2009年11月14日 06時09分57秒 | 随想
対人関係を苦手とするが、唯一頻繁に交流する従兄が訪ねて下さる。生憎の雨模様で行楽には不適当で食事に行く事にする。

三河湾の蒲郡竹島に水車が回る明治38年に八百屋の義ちゃんがうどん屋を創業した。

春のアサリのうどんの味の残像が、老人二人のプリウスを駐車場に停車させる。秋はアナゴの天婦羅うどんである。

日本人冥利に尽きる季節感、春の鰹の叩き、夏は胡瓜、秋は栗、冬は漬物。

甲斐善光寺の吉田うどん、阿波池田の讃岐うどん、宇治山田の伊勢うどん、名古屋栄の味噌煮込みうどん。年がら年中食べられるファーストフード。

季節を感じさせるトッピングのうどんは人間が頂く食事であり、友人と遠路はるばる訪ねる価値ある「やをよし」は三ツ星のうどん屋さん。

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