最近は農場を借用して野菜作りに没頭している。
玉葱が収穫出来たので、昨日はシチュー、今日はカレー、明日はグラタンと堪能。植え付け時期が遅かったので極めて小粒だった。ピンポン玉程度だが美味くて感涙にむせび泣いた。玉葱よ、今夜もありがとう。
大根を頂いた。花が咲き、小根だった。
大根おろしにして紫蘇の葉と共に薬味にして素麺を頂いた。辛すぎて食べられない、害虫に対する防御なのだろう。時期を失した。
自然の贈り物には時期がある、いわゆる旬。旬は犬死しない野菜の知恵。美味くないと人様に見捨てられる。生存競争の遺伝子は利己的。
春は筍・初鰹、夏は胡瓜・鰻の蒲焼、秋は松茸・秋刀魚の塩焼き、冬は大根・鮭の石狩鍋。
落ち葉を見ながら鰹のタタキ?
青葉を見ながら七輪の秋刀魚?
最高の調味料は時期が来るまでじっと耐え、腹八分目。
ならば食料は絶えることなく持続可能で農業が甦る。日本の資源は四季のある大自然。
旬を忘れる日本人は歌を忘れたカナリヤ、悲惨な結末が見える。