青春時代は創造の時代だったが、後期高齢者の仲間入りする最近は破壊の時代である。
自然災害が多発し、安全神話が嘘で、世間には閉塞感が蔓延し、美しい日本は絶滅すると思うのは老人の杞憂だろう。
先の東京五輪の時は丹下健三の代々木体育館、大阪万博で岡本太郎の太陽の塔に度肝を抜かれ、明るい未来を想像した。
心の故郷、岡本太郎の川崎の博物館を訪れ、仏教の「地・水・火・風・空」や陰陽五行説の「木・火・土・金・水」の青・赤・黄・白・黒の造形・絵画に感動した。
大和魂はこの色の組み合わせを好む。
白地に赤くの国旗、交通信号の青・黄・赤、国鉄特急は赤と黄、新幹線は青と白、黄色はドクターイエロー、爆発した芸術の太郎は生粋の日本人なのだろう。