風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

東京五輪は奇々怪々

2020年10月08日 09時18分40秒 | 随想

地元紙の一面の見出し「全日空年収3割減 労組に提案 冬のボーナスゼロ」と「五輪経費削減300億円 組織委発表 予算の2%どまり」

30%減は堅気の労働者諸君の給料の話、2%は遊び人のスポーツ選手の遊興費の話である。

全日空の給料30%減となっても平均的日本人の給料より多くなるだろうし、300億の削減は貧乏人にとっては巨額に見えるが、延期に伴う追加予算が3000億円と聞いたら中止にすればよかったと思ったりする。

組織委の森喜朗会長は国民の理解については「削減が『これっぽっちか』と思うか、『よくやっている』と思うかは個人の立場による」と述べる。ならば衆議院を解散して国民の信を問えばよいのだろうが、政界を引退した過去の人物が軽々しく口にする言葉ではないだろう。

祭りの後の巨額赤字は明白、その後始末には安倍名誉総裁や森会長は一切関知しないのだろう。「例によって、君、もしくは君のメンバーが捕えられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する」スパイ大作戦は小説であるが、事実は想像を絶する奇々怪々なのだろう。


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