
清水港の名物は お茶の香りと男伊達の小政で始り、大政の二番、森の石松森の石松良い男で終わる「旅姿三人男」、箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川、その川岸には茶畑があり、大井川鉄道の駅が点在するが、鉄道愛好家が車で「道の駅」を探訪するのは高齢が故の認知症で免許返納が現実味を帯び、車運転が不可能になる危機感の為せる業。
道の駅「川根温泉」の手前に「SLが見える丘公園」なる看板を発見、消費増税の大晦日の30日は機関車トーマス号の牽引する急行列車の運行日、待つこと十数分鉄橋を渡る急行・トーマス号の撮影に成功。
「フォーレなかかわね茶茗舘」でスタンプを押し、「奥大井音戯の郷」に到着、満車で駐車拒否、500m離れた臨時駐車場を指示される。理由は隣接する大井川鉄道の千頭駅構内での機関車トーマスフェア目的の自動車を優先し、道の駅スタンプラリーの客を粗末に扱う事は断じて許すことができない政治の貧困の本末転倒であるが、鉄道愛好家も兼ねる多神教の仏教徒は笑って500m歩行の難行苦行を容認する。
鉄道駅構内のイベントであるから、駅入場券150円とイベント代金500円を支払い、機関車トーマスを撮りまくり、孫の土産とすれば値千金。
「玉露の里」「宇津野ノ谷峠(藤枝側・静岡側)」まで足を伸ばし帰路に就くが、旅の疲れを癒す為に川根温泉に再度寄り道して入浴する事にする。
内部にはなんと落合博満の写真があり、温泉推奨の言葉がある。
仲仲良しクラブで、優勝できて、三冠王になれればそうするよ。そんな訳ないだろう、落合語録にある。
和を以って貴しと為す、聖徳太子の真意は、和して同ぜず。
仲良しクラブの与田ドラゴンズは最下位を免れ、五位に定着した。落合流のオレ流の強竜は夢幻と成ったが、夢幻は老人の懐かしい思い出。