友人に誘われて岡崎の里山で山仕事をした。
戦後の食糧難の時、食料を調達する為に水の有る土地に水稲を栽培、谷間に大津波が駆け上がるように段々畑が出現した。
食糧事情が好転し、住居用の杉・桧を段々畑に植えた。
経済が発展し外国の材木が安価に手に入り、人工林は荒廃する。
友人は段々畑以前の自然を復活しようとボランティア活動。
多種多様の生物の食物連鎖を可能にする環境への回帰、ビオトープ。
樹木を倒しログハウスや木道を作り、清水の水路で溜池、メダカやカエルが泳いでる。蛇が蛙を狙っている。青空にはトンビが蛇を狙っている。
鹿や猪が新芽を食い千切るから柵を作る。人と自然が共生する里山。
昼飯の時、猪を見て警戒する。友人は平然と握飯を頬張る。
野獣の猪は夜行性、昔農夫が放棄したイノブタの子孫は昼に活動するが人畜無害。
人間は経済野獣と化し夜行性、平然と人を殺す。