宮城県の金華山沖で、高知県のマグロ漁船、第七勇仁丸(19トン)が自動車運搬船「NOCC OCEANIC」(5万7600トン)と衝突、船体が2つに割れて漂流し、船長が行方不明になっている。
日本人の食糧確保の為にマグロ漁をする小舟が自動車を運ぶ巨大船に蹴散らされた。TPPで日本の農林水産業を犠牲にして、自動車産業を保護する政治と重なり、物悲しく思うのである。
韓国で建造し外国に自動車を運ぶノルウエーの船会社所有のマーシャル諸島船籍の国際化社会を象徴する巨大船、日本で製造した車を日本人の日本人による日本人の船で運ぶなら、豊かな漁場は回避したことだろう。
