風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

補欠じゃない法華津選手 331号

2008年08月04日 09時00分05秒 | 随想
オリンピックにも馬を使った競技がある。馬場馬術は馬をいかに正確かつ美しく運動させることができるかを競うものである。障害飛越競技は乗馬して生垣や柵を飛び越し、通過する技術を競う競技である。総合馬術は初日に馬場馬術、2日目に耐久競技、3日目に障害飛越競技が行われ、合計の点数によって順位が決定される。そのため、総合馬術は「3日競技」とも呼ばれている。

競馬とは、騎手と馬が一定の区間をどれだけ速く駆け抜けられるかを競う公営ギャンブルである。平地競争・障害競走・北海道の200メートルの直線山越えコースでペルシュロンやベルジャンの混血馬が橇を引くばんえい競馬があるが、オリンピック種目ではない。

1964年東京大会以来44年ぶりの五輪出場を決めた馬場馬術の法華津寛。67歳の国内史上最高齢となる五輪選手である。従来はソウル五輪(1988年)の同じ馬術代表の井上喜久子の63歳。12歳で馬術を始めた法華津は、ロサンゼルス五輪(1984年)は補欠だった。感動は55年飽きもせず馬畜生と付き合っている事である。

一流の馬は億単位の出費であるがジョンソン・エンド・ジョンソン傘下の医薬品会社社長だから購入できるのである。馬術は昔貴族、今社長のスポーツのようである。

四国遍路旅で宇和島の札所を訪ねた時に、法華津の地名を知った。43番明石寺の近くで法花津町がある。先祖は海賊だったようだが、今は馬賊になり金メダルを狙っている。

私も競艇を愉しんでいるが、そろそろ競馬に乗り換えようかと思っている。齢を重ねると工業よりも農林牧畜の一次産業が合っている。そして死して土に返るのである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。