風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

我慢くらべの鉄道旅

2018年10月25日 07時19分53秒 | 随想

鉄道我慢くらべ大会に参戦する。別に正式な催事がある訳ではない、我流の決め事である。

南信州の山村の果樹農家に援農の為に出向く交通手段を飯田線にしようと思う。

豊橋から辰野までの飯田線、195.7キロ、94駅、直通電車で6時間の乗車時間であるが、その68%に当たる農家最寄り駅の元善光寺まで133.8キロを4時間で移動する。表定速度は時速32.5キロ程で、正常な現代人には耐えられない。

新幹線なら東京から862.5キロを時速216キロで走行し、新函館北斗に到達できる時間である。

花のお江戸の山手線は34.5キロ、29駅を1時間で周回するから4周出来る事になる。

湯谷温泉付近の板敷川の景観、138のトンネル、渡らずの鉄橋の第六水窪川橋梁、小和田・中井侍・伊那小沢・為栗・金野・田本・千代の秘境駅、過行く景観に心が向かえば時間は瞬く間に経過する。

好きな音楽と同様に、何度乗車しても飽きない魅力を飯田線は秘めている。


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