正月に国鉄時代の最西端駅・たびら平戸口に青春18きっぷ一人旅で始まり、地元の河津桜、染井吉野の花見、五月には最北・最東の稚内・東根室駅をフルムーン夫婦グリーンパスで訪問、灼熱の猛暑日を原チャリによる地元名所旧跡のツーリングで乗り越え、彼岸花を見て、台風の波状攻撃を切抜け、平成最終年の年末を迎える。
恒例となった南信州の干柿作りの援農奉仕を無事終われば、運転免許更新の認知症検査に出頭し正月を迎え、日本古来の数え年で76才、3月には満75才、後期高齢者に分類される。
神無月27日に飯田線で山村の果樹農家に到着すれば、オカエリと迎えられる。
昔は10日間程滞在すると断言できたが、今は予定は未定で決定でないと曖昧な表現になるのは高齢が故の杞憂の仕業である。
過去の経験が役立たない世間になったが、農家は過去の経験を尊重し、老人を快く迎えて下さる。10年を超える継続が縁結びになっている様だ。