オリンピックは、勝つことではなく参加することにこそ意義がある。
自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ、これこそがアスリートの義務であり、最も大切なことである。
近代オリンピックの創立者であるフランスの教育者のクーベルタン男爵の言葉。スポーツを道具にする平和志向、他人との相対比較でなく自己を高める禅の思想に通ずる。
七年後の五輪開催国が基督教国スペインでなく、回教国トルコでなく、仏教国日本が選ばれた。
滝川雅美のおもてなし演説が好評だった。競技者が上機嫌で種目に没頭する環境造りが重要と思う。
日本人参加者のメダル獲得数が僅かでも華やかなスポーツの祭典になれば大成功と思うのであるが、商業主義は金メダル以外に価値を見出さない。一番じゃなければ駄目なんです。