
ネットで錯視図形を見て興味が向かい、合板を「やってみよう」店で購入し、模写し養生テープで境界を覆い隠し色を塗り分ける楽しみがある。
塗料と筆は百均で購入するから、経費は些少で失敗しても被害は軽微である。
岡本太郎の色である青・赤・白・黒・黄色に限定するのは伝統の五行思想の万物を形成する木・火・土・金・水の五元素 に対応する色だから。
以前に旅をした厳島神社と出雲大社の印象を同じ手法で作成した。
今回は宇治橋の鳥居と鰹木と千木を図案化した伊勢神宮を作成したが、大方の人々には理解不能の絵になった。
ついでに合板の余りが有ったので、諏訪大社を画いた。緑豊かな諏訪湖の畔の神殿の四隅に御柱、静寂が支配する癒しの気場(パワースポット)である。
神社だから赤い鳥居、黒と黄色は直立する御柱、上部の菱形は諏訪湖の心算、緑豊かな自然に囲まれている。赤い矢印は天国を志向する神殿、そして境内は穢れなき白の神域、中央には日本の白地に赤の日の丸が鎮座する。説明を加えないと理解できないなら落書きなのだろう。
公共施設なら大問題だが、300円の合板なら無視され安心である。