廃藩置県は明治維新期の明治四年文月十四日即ち1871年8月29日。
日本の鉄道開業は新橋駅~桜木町駅間が天保暦明治五年長月十二日、翌年から採用されたグレゴリオ暦では1872年10月14日に正式開業、その月日が鉄道記念日で今は鉄道の日。
上越線は上野国と越後国、信越線は信濃国と越後国、東海道・山陽・山陰本線は江戸時代の街道名、現代の国道1号・2号・9号が対応する。
昔、東海道本線・山陰本線経由のブルートレイン・出雲が走っていた。蒸気・電氣・氣動機関車を臨機応変に交替して懸命に走る、目覚めるとそこは目的地だった。諡号はサンセット出雲。
後継の電車寝台特急・サンライズ出雲は城崎温泉駅から先の餘部橋梁など非電化で走行不能だから東海道から美濃・近江・山城・摂津・播磨・備前国を通過、備中倉敷から伯耆大山の伯備線を経由し因幡国の県庁所在地鳥取は寄らず出雲の国に至る。
この界隈は因美線・吉備線・播但線・作備線・芸備線等々、幕藩時代を残している。