霜月晦日、中村心流・紅梅会公演を観覧した。岡崎の禅寺・永泉寺の夜座でご一緒した和多留から案内状が届いたからである。
若い時には大都会で寺山修司の天井桟敷のポスターを制作するほどの才能豊かな人物だった。何故か、電気の無い里山に自力で家を立て、鉢に絵付けをする内職で生活し、絵画に没頭する芸術家である。
蒲郡市民会館中ホールで 歌舞伎舞踊・義経千本桜四段目吉野山道行初音旅 及び 古賀政男作曲で美空ひばりが歌った お島千太郎、江戸の闇太郎 の豪華絢爛の歌と舞踊を堪能した。
以前には岡崎市民会館で梅沢富美男劇団との競演を見せて頂いた。
何故に東京で活躍し豊かな暮らしを志向しないのか、世間常識は奇異の目で見るだろうが、東京一極集中を是とする世間常識が問題なのだろう。
長時間の無料公演、ありがとう。