風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

法蓮草の茹で方

2010年04月26日 00時46分18秒 | 随想
法蓮草はたっぷりの湯に塩を入れて茹でる。湯が少ないと、お湯の温度が下がる。塩はほうれん草の細胞内の液体と、茹でるお湯の浸透圧を同じにする為。

湯は沢山、塩はかくかく、茹で時間はしかじか。これで誰でも美味しい料理が出来る。

産地の気候風土で夫々違う法蓮草、科学的に割り切れない。

野菜の個性を見極め、茹で時間が変わる。

禅僧の創る法蓮草料理、料理の職人が絶賛する。それでも調理法を尋ねる正眼寺住職・山川宗玄禅師。

「色が変わる時を見逃さず取り出し冷水に泳がすだけでしょう」

「それでは不十分」

「・・・・・」

「一瞬、透明になる瞬間がある。その時を見逃さず取り上げる」

テレビを見ながら、雑談しながらのながら族には不可能な神業。その時に集中。

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