カシオペアを置く尾久客車区から推進機関士の指示でJR東日本のEF510型機関車に押されて時速45キロで上野駅13番線に入線する。
16時20分に発車、青森でJR北海道のED79型機関車と交代、スイッチバックして青函トンネルを抜け函館到着、DD51型機関車2両と交代、向きを元に戻し北の大地を疾走、9時32分に札幌到着した臨時列車は今年3月に消えた。
6月11日の土曜日から旅行会社の「カシオペア紀行」なるツアー専用臨時列車として運転を再開する。
機関車をJR貨物から賃貸、運賃・料金が旅行代金に変更になる。
鉄道会社の臨時列車の時のカシオペアツインの運賃18440円、特急料金3060円、寝台料金13730円の合計35230円、旅行会社の販売価格は69800円。
差額の34570円は夕食と朝食代金にしては高額過ぎる。多分、鉄道会社の新幹線に対する利用減の迷惑料を旅行会社が支払う金額を受益者である乗客に均等負担させる商売上手。
乗客は豪華寝台列車の復活の達成感と乗車できる優越感で喜んで財布のひもを緩めるのだろう。