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昨日は24節気の最初の立春、旧暦では新暦の正月に該当する。新暦なら謹賀新年であるが旧暦では立春大吉になる。そして数え年ではこの日を以って全員が1才加齢されたのだろう。
この風習も西洋の各個人の誕生日に加齢する満年齢の採用で絶滅したのだった。
農耕民族の心情は種を蒔いたら秋には収穫が九分九厘約束されたから、種蒔きの時点が0才だから収穫時期には1歳になんるのであるが、狩猟民族は獲物を捕らえても、自宅に無事到着しない事には食料と成らないから無事帰宅した時が出発点の0才となる様だ。
そして農耕民族の不運の一厘を避ける祈りが転じて祭りと成ったのだろう。
夫喜寿、妻古希の祝いを息子達は満年齢で祝ってくれたが、祝い事は数え年で祝うのが日本文化である事を指摘したら、その考えに従い老人の傘寿を祝って頂ける様だ。
この思想に従うなら来年令和5年の立春には80才になり祝宴が開催され、祝いの贈答品が届くのだろう。
夫喜寿、妻古希の祝いの返礼をようやく済ませたが、そろそろ傘寿の返礼を考え始めなければならない。老人は多忙なのだ。