風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

堅気の気質は気風

2011年08月05日 11時37分17秒 | 随想

青春18切符、きっぷを漢字変換すると気風も表示される。

気風はある集団・地域内の人々に共通する気質、気質(かたぎ)は行動特性。

堅気の江戸っ子気質は粋で気風がいいね、けちけちしないで、さっぱりしている。

古代ギリシャ人が気質の分類を試みる。

循環型・分裂型・粘着型気質、モノの液体・気体・固体の自然現象で心理を分析する。

胆汁・多血・粘液・憂鬱質、昔の元素は火・風・水・地の四つだった。

現代人は王様・ 軍人・学者・職人タイプ、理論・経済・審美・権力・宗教・社会人、血液型による性格判断も気質分析から派生したのだろう。

仏教の唯識学によると、眼・耳・鼻・舌・身の前五識で外界を感じ、潜在意識の八番阿頼耶識の辞書を参照し、何なのか六番意識し、第七番の末那識の判断で気質が決まる。

阿頼耶識は先祖伝来をベースにし、人生体験で追加され、孫子に伝承する。

末那識は本人の心掛け次第で良くも悪くも代わる柔軟性があるが、こだわりが気質を持続する。

善玉こだわり、悪玉こだわり。

空の心はこだわりを棄てさせるが、悪玉こだわりのことで、良い習慣の善玉に徹底的にこだわるのが正しい気質。

万物の霊長だから何でも許される、国際化だから日本の伝統を拒否する、冗談ではない誤解だ。

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