昭和19年に誕生し、中学生の昭和33年に東海道本線に151系こだまが110キロで走行し、成人式の年に新幹線〇系ひかりが210キロの驚異的速度で東京~新大阪を走破した時には明るい未来を夢見て心が躍った。
昨年50周年を迎え、昨日流通した百円記念硬貨には団子鼻が刻印されている。
平成の時代、国鉄民営化され、新幹線300系が270キロで走行する営利企業ののぞみになった頃には夢破れ鉄道浪漫が消滅した。
リニア中央新幹線が貴重な電力を浪費して603キロを記録したと賞賛する報道に接し、恐怖を感じ嫌悪感が増幅する。
鉄路に鉄輪を回しガタゴト走る昭和の鉄道が王道、平成の鉄道は狂気の沙汰と思うなら安倍の経済の落伍者の烙印を押され世間から疎まれる。