神はアダムに「エデンの楽園」になる木の実を食べることを許したが、中央にある善悪の知識の木(禁断のりんご)だけは食べることを禁じた。しかし、蛇は言葉巧みにイヴに近づき、木の実を食べさせることに成功した。レディファーストの哲学が出来た。アダムもイヴに従って木の実を食べた。亭主関白の終焉である。二人は突然裸でいることが恥ずかしくなり、イチジクの葉をあわせて身にまとい、楽園から追放された。命懸で全身全霊で信じない心の揺らぎを神が指摘したのである。創世記の失楽園神話で、人が衣服を着用する習慣ができた起源である。戦前は天然の繊維である植物性の木綿や蚕の繭から創った動物性の絹が素材であった。
絹の主成分は蚕が体内で作り出すたんぱく質であるフィブロインで、1個の繭から約８００～１２００ｍとれる、天然繊維の中では唯一の長繊維である。独特の光沢を持ち高級な素材で、女性のストッキング用として使われ、アメリカに輸出され外貨を獲得した。年若い飛騨の農家の娘たちが、野麦峠を越えて諏訪、岡谷の製糸工場へ出稼ぎに出た。吹雪の中を危険な峠道を越え、また劣悪な環境の元で命を削りながら、当時の富国強兵の国策の為の生糸の生産を支えた女工たちの姿を伝えた女工哀史が語られる時代である。「おわら風の盆」の越中八尾は蚕の幼虫で財を成したのである。
絹に似せて、１９３５年に米デュポン社のウォーレス・カロザースが合成したナイロン６・６は、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンを重合して作られた。石炭と水と空気から作られた世界初の合成繊維で、鋼鉄よりも強く、クモの糸より細い、というのが当時のキャッチフレーズだった。日本の絹に頼らなくて良くなったアメリカの女性は太平洋戦争を容認した。犯罪の陰に女性ありとは真理かもしれない。
高空を飛ぶ渡り鳥は防寒具を着用することが無いし、海の魚が水着を着ることが無い。人間だけが着物を着用する。使い古した合成繊維のナイロンは分解されず、ゴミと成って地球環境を破壊する。ゴミを作るのは人間固有の特技なのである。
そして人間の石油文明は、自然に存在しない新たな物質を創造して、ゴミの山を作っている。野獣は、悠久の時間の試行錯誤による自然が分解再利用できる物質のみで生活しているから、循環して地球環境を変化させることが無い。自然の摂理に忠実である。人間は善悪の知識の木の実を食べて以来、神仏を無視し、地球の自然から略奪して、人間に都合の良い知識は善であるとする、人間中心主義に偏ってしまった。
海洋生物を大量に捕獲する鯨は、死ぬと巨体をバクテリアに食わせ分解し、バクテリアをプランクトンが食い、プランクトンをオキアミが食い、オキアミを魚が食い、魚を鯨が食うという持続可能な食物連鎖のサイクルが永遠に続行する。人間の死体は、まだ生きている人間の都合で、荼毘に付され炭酸ガスとなり空に拡散し、決して他の生物の餌になることが無い。
野獣は酸素を呼吸に使うだけであるから、発生する炭酸ガスは僅かで、植物が炭酸同化作用で酸素に戻すことが可能だから、増減することが無い。しかし人間は煮炊きのためのエネルギー獲得の為に大量の炭酸ガスを放出する。最悪の行為は、高速で移動する為に自動車が石油を燃やし炭酸ガスというゴミを大量発生させている。炭酸ガスを酸素に戻す植物は、知識を獲得する本と言うゴミを作るために情け容赦なく伐採している。完全に悪循環である。
急激に石油文明社会を方向転換することは常識的には不可能であるという知識に洗脳されている現代社会である。自分で出来ることは、野獣の生活スタイルを真似ることである。食べ物は火を使わない刺身と漬物、本に頼らず耳学問、日没に就寝し、夜明けとともに活動を開始、移動は二本足で歩くのである。今こそ人間は野獣の野性に学ぶ時で、知識を放棄して野性を取り戻すことが、究極の知恵なのである。
パンティーストッキングのナイロンを分解するバクテリアの存在を日本の科学者が１９７５年に発見した。バクテリアは原油から硫黄まであらゆるものを摂取することが知られていたので、ナイロンを食べるバクテリアの発見はただ一つの小さな点がなければ特に注目に値するものではなかった。その一点とはナイロンは人間の合成品だということである。
自然は人間の創造物を破壊する可能性を秘めている。１９３５年にカロザースがナイロンを作った為に、４０年後に眠っていたバクテリアが起床した弊害が恐いのである。エイズや狂牛病や鳥インフルエンザウイルスは人間の作ったゴミの為に活性化したのではないのか？。末代に如何なる不都合が発生するか解らない。考え過ぎの無駄な知識はゴミだから、酵母による炭水化物の分解生成物のエチルアルコールで燃やすことにする。焼酎で乾杯して就寝する。
絹の主成分は蚕が体内で作り出すたんぱく質であるフィブロインで、1個の繭から約８００～１２００ｍとれる、天然繊維の中では唯一の長繊維である。独特の光沢を持ち高級な素材で、女性のストッキング用として使われ、アメリカに輸出され外貨を獲得した。年若い飛騨の農家の娘たちが、野麦峠を越えて諏訪、岡谷の製糸工場へ出稼ぎに出た。吹雪の中を危険な峠道を越え、また劣悪な環境の元で命を削りながら、当時の富国強兵の国策の為の生糸の生産を支えた女工たちの姿を伝えた女工哀史が語られる時代である。「おわら風の盆」の越中八尾は蚕の幼虫で財を成したのである。
絹に似せて、１９３５年に米デュポン社のウォーレス・カロザースが合成したナイロン６・６は、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンを重合して作られた。石炭と水と空気から作られた世界初の合成繊維で、鋼鉄よりも強く、クモの糸より細い、というのが当時のキャッチフレーズだった。日本の絹に頼らなくて良くなったアメリカの女性は太平洋戦争を容認した。犯罪の陰に女性ありとは真理かもしれない。
高空を飛ぶ渡り鳥は防寒具を着用することが無いし、海の魚が水着を着ることが無い。人間だけが着物を着用する。使い古した合成繊維のナイロンは分解されず、ゴミと成って地球環境を破壊する。ゴミを作るのは人間固有の特技なのである。
そして人間の石油文明は、自然に存在しない新たな物質を創造して、ゴミの山を作っている。野獣は、悠久の時間の試行錯誤による自然が分解再利用できる物質のみで生活しているから、循環して地球環境を変化させることが無い。自然の摂理に忠実である。人間は善悪の知識の木の実を食べて以来、神仏を無視し、地球の自然から略奪して、人間に都合の良い知識は善であるとする、人間中心主義に偏ってしまった。
海洋生物を大量に捕獲する鯨は、死ぬと巨体をバクテリアに食わせ分解し、バクテリアをプランクトンが食い、プランクトンをオキアミが食い、オキアミを魚が食い、魚を鯨が食うという持続可能な食物連鎖のサイクルが永遠に続行する。人間の死体は、まだ生きている人間の都合で、荼毘に付され炭酸ガスとなり空に拡散し、決して他の生物の餌になることが無い。
野獣は酸素を呼吸に使うだけであるから、発生する炭酸ガスは僅かで、植物が炭酸同化作用で酸素に戻すことが可能だから、増減することが無い。しかし人間は煮炊きのためのエネルギー獲得の為に大量の炭酸ガスを放出する。最悪の行為は、高速で移動する為に自動車が石油を燃やし炭酸ガスというゴミを大量発生させている。炭酸ガスを酸素に戻す植物は、知識を獲得する本と言うゴミを作るために情け容赦なく伐採している。完全に悪循環である。
急激に石油文明社会を方向転換することは常識的には不可能であるという知識に洗脳されている現代社会である。自分で出来ることは、野獣の生活スタイルを真似ることである。食べ物は火を使わない刺身と漬物、本に頼らず耳学問、日没に就寝し、夜明けとともに活動を開始、移動は二本足で歩くのである。今こそ人間は野獣の野性に学ぶ時で、知識を放棄して野性を取り戻すことが、究極の知恵なのである。
パンティーストッキングのナイロンを分解するバクテリアの存在を日本の科学者が１９７５年に発見した。バクテリアは原油から硫黄まであらゆるものを摂取することが知られていたので、ナイロンを食べるバクテリアの発見はただ一つの小さな点がなければ特に注目に値するものではなかった。その一点とはナイロンは人間の合成品だということである。
自然は人間の創造物を破壊する可能性を秘めている。１９３５年にカロザースがナイロンを作った為に、４０年後に眠っていたバクテリアが起床した弊害が恐いのである。エイズや狂牛病や鳥インフルエンザウイルスは人間の作ったゴミの為に活性化したのではないのか？。末代に如何なる不都合が発生するか解らない。考え過ぎの無駄な知識はゴミだから、酵母による炭水化物の分解生成物のエチルアルコールで燃やすことにする。焼酎で乾杯して就寝する。
