昨日は会社の定期健康診断の日なので、熱田神宮の近くのクリニックで検査を受けた。胸部X線撮影や心電図や胃のバリウム検査等初期の検査である。体重が3kg程増加しているので、医師の問診の時にメタボですかと聞いたら、「標準体重です。今までが少な過ぎたのです。今までの肥れないご苦労を考えた時、涙を禁じえないのです。余生を平穏に、楽しく暮らしてください」という診断である。この医師は若いけれど苦労人である。僧侶になるか、商売人になったら成功するだろう。
胃のバリウム検査は形や影などを見るために行うが、X線はそのままだと胃を透過してしまうので、X線を通さない水酸化バリウム(造影剤)を飲んでから撮影する。胃潰瘍や胃癌の検査では、さらに胃を発泡剤でふくらませて黒く写る部分を作り、白く写るバリウムとのコントラストで細かな病変を写し出す「二重造影法」が用いられるようである。
バリウムが体内に長時間残留すると、便秘など悪影響が出るから、撮影後は速やかに排出するために下剤が混入されている。私はお通じが極めて優秀であるから、下剤の混入を辞退したのである。検査がすべて終了して、会社の先輩と帰宅する為に、熱田神宮の神域を歩き、名古屋鉄道神宮前駅に向かった。
突然、便意を感じ神域の名古屋名物「宮きしめん」の食堂近くの公衆便所に飛び込んだ。強烈な下痢と共に、白色の糞が便器を埋めたのである。あのレントゲン技師は下剤を混入した。完全な業務上過失傷害である。胃に異常があると診断したら脅迫罪で検察に告発依頼する。熱田神宮には糞をして申し訳ないと思っている。
翌日は従兄の正浩さんが株主である近畿日本鉄道の優待乗車券があるので、伊勢神宮の招待旅行に参加した。快速特急で津に停車して次が宇治山田駅である。外宮(豊受大神宮)は徒歩で5分の距離である。4km山奥には内宮(皇大神宮)がある。天照大御神を内宮におまつりし、外宮の豊受大御神は内宮神の食物の守護神である。
ヒノキ木造で切妻の唯一神明造の建築様式は古代の穀物倉であった。屋根の両端には千木がそびえ、鰹木が並んでいる。内宮正殿の千木は水平切で鰹木は10本の偶数、外宮正殿は垂直切で9本の奇数である。
太陽の光で稲穂が実る有難さに感謝するのが農業であるが、自然の猛威で農作物が壊滅することが無いように祈る対象が、伊勢神宮の八百万の神なのである。きっと願いがかなえられると思うことが救いで、信心なのだろう。
工業製品は人間の科学知識でどうにかなると思い、どうにか成ってきた。それが現代社会である。偉大な自然相手では人間の知識が無力であると実感するのが農業である。人事を尽くして天命を待つとは、最後の最後はなんか偉大なものにすがる人間の弱さを自覚することが人の知恵である。
毎年の秋に生きる糧の穀物が収穫できると、太陽神の天照大御神にお供えして感謝する大祭が神嘗祭である。そして20年ごとに社殿を新築移転して執り行う神嘗祭が式年遷宮といわれ、平成25年で62回目になる。神宮は農業の守護神なのである。そして物・金の企業戦士であった老人夫婦が定年退職後に神宮を尋ねるのは、根底に農耕民族の残像があるからである。
多くの人のお陰で伊勢参りが出来たことに対する感謝の心を表す小道具が、伊勢名物「赤福」であった。都会の百貨店で購入できる「赤福」はお伊勢さんの魂の存在しない単なる食物・餌で、金儲けの小道具に成り下がった。魂と肉体とどちらが大切なのかと言う、請女離魂の禅問答があるが、物には魂が存在すると考えるのが神道で神仏は習合している。
お伊勢さんのお陰で繁栄したお陰横丁の「赤福」はその魂に尻を向け、物欲主義で繁栄する都会の金を追い求めた結果、天照大御神の怒りを買い、尻に火がついた。「赤福」は都会を尻目に、お伊勢さんを懸命に信仰する原点帰りをし、規模を大幅に縮小して、細々と商売すると、75日後には、参拝客は許してくれる。人の噂も75日と言い慣らされているからである。
胃のバリウム検査は形や影などを見るために行うが、X線はそのままだと胃を透過してしまうので、X線を通さない水酸化バリウム(造影剤)を飲んでから撮影する。胃潰瘍や胃癌の検査では、さらに胃を発泡剤でふくらませて黒く写る部分を作り、白く写るバリウムとのコントラストで細かな病変を写し出す「二重造影法」が用いられるようである。
バリウムが体内に長時間残留すると、便秘など悪影響が出るから、撮影後は速やかに排出するために下剤が混入されている。私はお通じが極めて優秀であるから、下剤の混入を辞退したのである。検査がすべて終了して、会社の先輩と帰宅する為に、熱田神宮の神域を歩き、名古屋鉄道神宮前駅に向かった。
突然、便意を感じ神域の名古屋名物「宮きしめん」の食堂近くの公衆便所に飛び込んだ。強烈な下痢と共に、白色の糞が便器を埋めたのである。あのレントゲン技師は下剤を混入した。完全な業務上過失傷害である。胃に異常があると診断したら脅迫罪で検察に告発依頼する。熱田神宮には糞をして申し訳ないと思っている。
翌日は従兄の正浩さんが株主である近畿日本鉄道の優待乗車券があるので、伊勢神宮の招待旅行に参加した。快速特急で津に停車して次が宇治山田駅である。外宮(豊受大神宮)は徒歩で5分の距離である。4km山奥には内宮(皇大神宮)がある。天照大御神を内宮におまつりし、外宮の豊受大御神は内宮神の食物の守護神である。
ヒノキ木造で切妻の唯一神明造の建築様式は古代の穀物倉であった。屋根の両端には千木がそびえ、鰹木が並んでいる。内宮正殿の千木は水平切で鰹木は10本の偶数、外宮正殿は垂直切で9本の奇数である。
太陽の光で稲穂が実る有難さに感謝するのが農業であるが、自然の猛威で農作物が壊滅することが無いように祈る対象が、伊勢神宮の八百万の神なのである。きっと願いがかなえられると思うことが救いで、信心なのだろう。
工業製品は人間の科学知識でどうにかなると思い、どうにか成ってきた。それが現代社会である。偉大な自然相手では人間の知識が無力であると実感するのが農業である。人事を尽くして天命を待つとは、最後の最後はなんか偉大なものにすがる人間の弱さを自覚することが人の知恵である。
毎年の秋に生きる糧の穀物が収穫できると、太陽神の天照大御神にお供えして感謝する大祭が神嘗祭である。そして20年ごとに社殿を新築移転して執り行う神嘗祭が式年遷宮といわれ、平成25年で62回目になる。神宮は農業の守護神なのである。そして物・金の企業戦士であった老人夫婦が定年退職後に神宮を尋ねるのは、根底に農耕民族の残像があるからである。
多くの人のお陰で伊勢参りが出来たことに対する感謝の心を表す小道具が、伊勢名物「赤福」であった。都会の百貨店で購入できる「赤福」はお伊勢さんの魂の存在しない単なる食物・餌で、金儲けの小道具に成り下がった。魂と肉体とどちらが大切なのかと言う、請女離魂の禅問答があるが、物には魂が存在すると考えるのが神道で神仏は習合している。
お伊勢さんのお陰で繁栄したお陰横丁の「赤福」はその魂に尻を向け、物欲主義で繁栄する都会の金を追い求めた結果、天照大御神の怒りを買い、尻に火がついた。「赤福」は都会を尻目に、お伊勢さんを懸命に信仰する原点帰りをし、規模を大幅に縮小して、細々と商売すると、75日後には、参拝客は許してくれる。人の噂も75日と言い慣らされているからである。