![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/e6/ebf56fa0bc876cec66cf65e4716cee3e.jpg)
中部道の駅132箇所を巡り、スタンプを集めたら、道の駅の組織から認定証を頂いた。人生77年のある時期に熱中し遊んだ証明書である。
西国33か所観音霊場、四国88か所遍路の墨蹟朱印と同様に本人にとっては宝物だろうが、他人には如何でもよい廃棄物。
道の駅の価値は多様性だろう。住民が知恵を出し合い作り上げた道の駅は土地の気候風土や文化が反映されるから異郷の民は感動する。
そんな道の駅は主要道を外れた田舎道に存在するが、閑古鳥が鳴く。
門前市を成すのは大都会を模倣した伝統の街並みを破壊する異様な建築物で、売店はコンビニ、定住地の商品と同じだから土産物に成らない。
経済一辺倒なら画一的で大量販売が合理的だろうが、心を癒す旅の道標は土地の知恵の意外性。
大都会主導の物で栄える画一の時代から、田舎人の多様性が心の時代の復活に重要、斯様な心境の変化は旅の効用なのだろう。