通例と異例、優越と劣後、普通と特別などは対義語・反対語と言われる言葉の組み合わせがある。
中には一義的に決めかねる言葉がある。神の対義語と問われれば、単身教社会では唯一絶対的存在だから比較対象にする事ができないだろうし、多神教なら多岐にわたり返答に窮する。
「晴れ」の対義語は天気予報なら「曇り」なのか「雨降り」なのか議論が分かれる。
「晴れ」の反対語に「ケ」がある。祭礼が晴れ舞台で、仕事に励む日常生活の組み合わせ、昔は晴れの日は少なく、国民が一丸となって仕事に励んだものだ。
戦後の高度成長で豊かな国・日本に成った国民は平和ボケ、連日連夜のお祭り騒ぎ、遊び惚け、勤勉実直の国民性は絶滅した。
最近は連日連夜の豪雨で各地で甚大な被害が発生、明日は我が身の恐怖に怯える。祭の後の悲哀を感じ、後始末の時機到来なのだろうか。