asahi.comの1月28日の記事である。
長野県内を走るJR篠ノ井線で今月10日午後1時ごろ、大阪発長野行き特急「しなの」に乗っていた松本区検の40歳代の男性副検事が松本駅を乗り過ごし、本来なら通過する次の駅で停車させて降りていたことがわかった。副検事は長野地裁松本支部での公判に出る予定で、「どうにかしてもらえませんか」と車掌に頼み込んだという。
長野地検やJR東日本長野支社によると、松本駅発車後、副検事の申し出を受けて車掌が長野市の輸送指令室と協議。次の田沢駅に臨時停車させ、降ろした。副検事は、同駅からタクシーで松本支部に向かい、公判に出たという。
列車は松本駅に4分遅れで到着していたが、長野駅到着は5分遅れだった。副検事はこの日のうちに上司に報告した。長野地検の高森高徳次席検事は28日、「一般の皆さま、関係の皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる」と話した。
JR東日本は、急病人や不法行為の発生といった異常時に臨時停車する判断基準を設けている。同支社広報室は「公の業務なので、降車してもらう方が良いと判断した」としている。 ここまでがインターネットの記事である。
果たしてこの記事は美談なのだろうか、醜聞なのだろうか。1分遅れは実害の無い被害である。座席の位置関係など降車の際のロス時間を考慮したら誤差の範囲内であると思う。メディアで書く問題でないかもしれない。上司は迷惑を詫びるが、どの様な迷惑を詫びているのか、不明である。
困っている人を助けるのは、美しい行為である。JR東日本長野支社の判断はその観点なら美談である。乗客が国家権力の代弁者である検事に問題がある。親方日の丸の検事は憲法に従い死刑を求刑できる程の権限を持っているのである。人を断罪する重い職責の遂行者は些細な事柄を完璧に出来ないと世間は許さない。俺は副検事だから列車を止めろというなら身勝手な言語道断な話である。なぜ乗り過ごしてしまったのだろうか。
なぜ2週間も経過してから記事になるのだろうか。客には詳細を知らせないだろうから、また副検事が自身の失態を公表することは無いから、JR東日本の関係者が密告したなら美談は帳消しである。
列車の停車駅は鉄道会社の法であるから、この副検事は法を悪用していることを指摘する立場なのに、法を破ることを強要する事が納得できないのである。ルールを破るなら、法廷の開廷時間を変更することを高森高徳次席検事にお願いすれば、迷惑のかかる範囲は身内だけである。裁判の遅れを問題にするなら、日本の裁判は慢性的に遅れているのである。
臨時停車の判断基準は、急病人や不法行為の発生といった異常時のようであるが、今回の場合は副検事が異常人だったのだろう。間違えは人の常ならば、裁判も大岡裁きや水戸黄門に学び、喜怒哀楽の心の琴線に触れる人間的な解釈があると犯罪も減少するかもしれない。
今回の件に懲りた副検事は、改心して人間の心を大切にする平凡な人に戻れば名検事になり、平成の水戸黄門なんて言われるかも知れない。「失敗は成功の基」である。
長野県内を走るJR篠ノ井線で今月10日午後1時ごろ、大阪発長野行き特急「しなの」に乗っていた松本区検の40歳代の男性副検事が松本駅を乗り過ごし、本来なら通過する次の駅で停車させて降りていたことがわかった。副検事は長野地裁松本支部での公判に出る予定で、「どうにかしてもらえませんか」と車掌に頼み込んだという。
長野地検やJR東日本長野支社によると、松本駅発車後、副検事の申し出を受けて車掌が長野市の輸送指令室と協議。次の田沢駅に臨時停車させ、降ろした。副検事は、同駅からタクシーで松本支部に向かい、公判に出たという。
列車は松本駅に4分遅れで到着していたが、長野駅到着は5分遅れだった。副検事はこの日のうちに上司に報告した。長野地検の高森高徳次席検事は28日、「一般の皆さま、関係の皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる」と話した。
JR東日本は、急病人や不法行為の発生といった異常時に臨時停車する判断基準を設けている。同支社広報室は「公の業務なので、降車してもらう方が良いと判断した」としている。 ここまでがインターネットの記事である。
果たしてこの記事は美談なのだろうか、醜聞なのだろうか。1分遅れは実害の無い被害である。座席の位置関係など降車の際のロス時間を考慮したら誤差の範囲内であると思う。メディアで書く問題でないかもしれない。上司は迷惑を詫びるが、どの様な迷惑を詫びているのか、不明である。
困っている人を助けるのは、美しい行為である。JR東日本長野支社の判断はその観点なら美談である。乗客が国家権力の代弁者である検事に問題がある。親方日の丸の検事は憲法に従い死刑を求刑できる程の権限を持っているのである。人を断罪する重い職責の遂行者は些細な事柄を完璧に出来ないと世間は許さない。俺は副検事だから列車を止めろというなら身勝手な言語道断な話である。なぜ乗り過ごしてしまったのだろうか。
なぜ2週間も経過してから記事になるのだろうか。客には詳細を知らせないだろうから、また副検事が自身の失態を公表することは無いから、JR東日本の関係者が密告したなら美談は帳消しである。
列車の停車駅は鉄道会社の法であるから、この副検事は法を悪用していることを指摘する立場なのに、法を破ることを強要する事が納得できないのである。ルールを破るなら、法廷の開廷時間を変更することを高森高徳次席検事にお願いすれば、迷惑のかかる範囲は身内だけである。裁判の遅れを問題にするなら、日本の裁判は慢性的に遅れているのである。
臨時停車の判断基準は、急病人や不法行為の発生といった異常時のようであるが、今回の場合は副検事が異常人だったのだろう。間違えは人の常ならば、裁判も大岡裁きや水戸黄門に学び、喜怒哀楽の心の琴線に触れる人間的な解釈があると犯罪も減少するかもしれない。
今回の件に懲りた副検事は、改心して人間の心を大切にする平凡な人に戻れば名検事になり、平成の水戸黄門なんて言われるかも知れない。「失敗は成功の基」である。