
コロナ禍以前は遠隔地にある有名観光地の自然景観に感動したが、ウイルス蔓延で旅が制約され、県内の日陰者の景勝地探訪で旅心を満足させる日々が続き、地元は素晴らしい、住めば都を再認識した。人影が無く人間関係が皆無だからマスク着用不要は有難い。
水力発電には水車と発電機を縦軸で結ぶナイヤガラ式発電のフランシス水車、水車と発電機を水平に置き、横軸でつなぐベルトン水車がある事を学んだのもコロナ禍のお陰だった。
新城の豊川水系に長篠堰堤余水吐から取水する長篠発電所は今は主流となった日本最初のフランシス水車、堰堤から余水が流下する滝は写真で見るナイヤガラ滝と変わらない。
豊田と岡崎の境にある二畳が滝のある矢作川水系郡界川の中部電力現役最古の最も小さなの岩津発電所はベルトン水車で出力140kw、最大出力150万kwの岐阜県関市の長良川水系板取川の川浦(かおれ)ダムと本巣市の揖斐川水系根尾川の上大須ダムの奥美濃陽水式水力発電所に比較すると国会議員と村会議員程の雲泥の差があるが、岩津発電所の長年の地域に対する貢献度は偉大である。
花を訪ねて西東、戻ってみれば 庭で桜が満開だ。読み人知らずの歌があるが、有名景勝地は素晴らしいなる宣伝の効果は絶大であるが、黙して語らない田舎には「古き良き日本の景観」が健在である。
写真は落差8mの豊田市松平郷の二畳が滝の望遠写真。