射幸心は、人間の心理として「幸運を得たい」と願う感情の事で、唯心的には祭り、唯物的には賭博だろう。
モノで栄えて、心が荒んでいる我が祖国の射幸心はもっぱら賭博行為が全盛で、地道で過酷な勤労によって財産を得ようとする健全な経済的風俗を破壊する。
経済優先の政治は金による射幸心一辺倒で、奉仕活動による他人の射幸心を満足させる祭りは人気薄。
そんな世間の風潮に毒された老人は公認の富くじで幸運を得たいと画策する。
公認の富くじには宝くじ・ロト・スクラッチ・ナンバーズがあるが、ハマっているのはナンバーズ4、4桁の数字の順番が同じストレートと数字が同じボックスのセット。
配当が少額の健全投資の公営ギャンブルの銀行レースの様であるが、マイナス金利のご時世、儲かるなんて錯覚である。