名鉄本線の東岡崎から本星崎にカラオケに出向いた。特急は停車しないので、快速急行で鳴海、普通に乗換える。優等列車を優先させるから待時間が四半時即ち15分ある。退屈なので駅を眺めると三河三弘法の広告が目に入る。
12月3日縁日、4日命日、5日祭日。
弘法大師は空海、平安時代の旧暦弥生二十一日が祥月命日で、霜月二十一日の命日はグレゴリオ暦の12月4日。命日・縁日・祭日は仏教では同じ事、前後に配した。
知立の第一番札所遍照院は弘法大師の自作自像三体のうちの一体・見返弘法大師像が本尊、二番は刈谷一ツ木町の西福寺・見送弘法大師像、三番は刈谷一里山町の密蔵院・流涕弘法大師像。弘法さんが彫った坐像が弘法さんを見返り、見送って、涙を流している三体。
昨日は好奇心のエンジンで巡拝した。車のエンジンを回し、道に迷いながら墨蹟朱印を頂戴した。西国観音霊場は奉拝、四国霊場八十八ケ所は奉納、御自作の文字がある。
一番・二番と御朱印を頂戴したが三番は無人で静寂が支配している故、墨蹟朱印は頂けず涙を流した。流涕大師・涙を流す弘法さん成程と納得。