自宅から徒歩0分の距離にバス停とコンビニがある。
コンビニができる以前は、必要充分な数日分の食材・生活雑貨を克明に記録した目録を作成し計画的に買物をした。
便利な店が近くにあると頭を使って工夫する能力が衰退する。
冷蔵庫を開ける。麦茶が無い。コンビニにいく。
冷やし中華を作る。キュウリが無い。コンビニにいく。
蚊が飛ぶ。蚊取り線香が無い。コンビニに行く。
貨幣は便利なる富裕層の独断と偏見が人間を無能にする。
心豊かな人生を送るにはコンビニは極めて不便である。
地下鉄で目的地に行くのと似ている。途中は暗黒のトンネル、何も無い。
人が誕生したそして死んだ。波乱万丈の喜怒哀楽の人生が欠落している。味気ない。