水無月中旬に新幹線で北海道函館から九州指宿まで縦断し、霜月初旬には南信州座光寺の果樹農家で恒例となった高齢者の10回目の援農奉仕で10日間滞在した。
報道でその地名が出ると、思い出が蘇るのは旅の効用なのだろう。
函館山ロープウエーで従業員の死亡事故があり運転停止で観光客が山頂に長時間足止め、指宿では来る睦月には黄色い菜の花が満開、飯田市座光寺公民館ではリニア新幹線の長野県駅建設の用地確保の移転補償の説明会が有った。
その日本を旅し、自身の二本の足で立った大地の人間模様の喜怒哀楽には他人事と思えぬ感情が芽生える不思議がある。
人間と同様に月日も永遠の旅人なのだろう。