
陰陽五行説によると、万物は火・水・木・金・土の五種類の元素の兄弟の十干と十二支の組み合わせ六十で年を表記する。従って六十年で原点回帰する、還暦である。
木の兄猿(昭和甲申・1944年)生まれの老人は火の兄猿(平成丙申・2016年)に伊勢神宮で五十鈴なる土鈴を手に入れた。以来毎年縁起物として手元に置いている。
火の弟鶏(平成丁酉・2017年)・土の兄犬(平成戊戌・2018年)と続き、昨年は近鉄特急「しまかぜ」で参拝し土の弟猪(平成己戌.2019年)を頂戴した。
今年は服喪中だから神社参拝は遠慮すべきなる古老の進言もあるが、昨年から始めた中部五県の道の駅スタンプラリーの途上に内緒で立寄り、令和土の兄鼠(令和庚子・2020年)を拝領した。
日帰りの予定だったが、天候が回復に向かい、明日は快晴の予感、急遽三重県南部の紀北・熊野・尾鷲界隈の道の駅を訪ねる事にする。
神宮から道の駅「伊勢志摩」「紀伊長島マンボウ」を経由し紀勢道の無料区間の紀伊長島IC - 尾鷲北ICと熊野尾鷲道路の尾鷲南インターチェンジ ICから、熊野大泊ICを利用し熊野市のビジネスホテル河上に投宿。
快晴の30日は「紀宝町ウミガメ公園」「パーク七里御浜」「熊野・板谷九郎兵衛の里」、丸山千枚田・赤木城址を見学、「熊野・花の窟」、現在は休館中の「熊野きのくに」でスタンプを押し「紀伊長島マンボウ」で買い物、「奥伊勢木つつ木館」「奥伊勢おおだい」「茶倉駅」、閉店時間の5時が近いので「飯高駅」のいいたかの湯で立寄り湯、高速道路は避けて国道23号などを利用して3時間程のドライブで帰宅した。
愛知県と静岡県は走破済み、残りは三重県6駅、長野県6駅、岐阜県20駅、合計32駅、今回の旅で100駅達成、残り約25%、令和2年に完全走破賞の獲得が叶うだろう。
叶ったら如何なんだ、自己実現欲求を充足する自己満足で他人には無価値な無駄な行為だろうが、無駄が多い程楽しい遊びで、人生は面白い。